はりしゅ∼の「ダンケシェ∼ン」 [8]

■2008.1/6 PM

□ユダヤ博物館
ベルリンのユダヤ博物館は、2001年9月9日に開館したヨーロッパ最大規模のユダヤ博物館です。開館の2日後に9.11ニューヨークのテロが起こり、そのため1ヶ月程休館したそうです。
このユダヤ博物館の設計は、現在ベルリン在住のアメリカ人ダニエル・リベスキンド(Daniel Libeskind, 1946年ポーランド生まれ)、非常に良く計算されていて、建築やデザインの分野では話題の建築物です。
リベスキンドは音楽から転身した異色の建築家で、2002年に第5回ヒロシマ賞を受賞した注目の建築家だそうです。
日常の空間では水平、垂直、直角が基本ですが、ここは床、壁、天井で水平や直角な場所はひとつもなく、不思議な空間です。ユダヤ人の不安定な気持ちを表したそうで、そうすることによって、より緊張感のある独特な空間を作り上げているそうです。
今回の研修の中で一番面白い建物でした。最初は床が水平でないことに、違和感を覚えたのですが、慣れてくると長時間いても気にならなくなりました。
ちなみに窓も水平な窓はひとつもありません。この建築家が設計した建物で、実際にできあがったのは、このユダヤ博物館のみだそうです。




このユダヤ博物館は上空から見るとダビデの星を分解して広げた形になっています。
ダビデの星(だびでのほし)は、ユダヤ教、あるいはユダヤ民族を象徴するしるしです。
二つの正三角形を逆に重ねた六芒星(ヘキサグラム)といわれる形をしており、イスラエルの国旗にも描かれています。

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